NECのExpressサーバに付属しているUniversal RAID Utilityの「ログビューア」にて、特に変更作業をしていないにも関わらず以下の内容が記録される場合がある。
論理ドライブのキャッシュモードが変更されました。値:Write Through
これは、バッテリの消耗状況に応じてキャッシュモードを自動切り替えしてくれる為に発生する現象である。
RAIDコントローラには、キャッシュモードの切り替えを自動で行う仕組みがある(オートスイッチ)。RAIDコントローラにバッテリが搭載されている場合、通常はWrite Backキャッシュモードで運用されるが、バッテリの消耗状況に応じて自動的にWrite Throughキャッシュモードに切り替えてくれる為、上記の現象が発生する。
バッテリの寿命は約2年が目安となる。今回上記の現象が確認されたのはサーバ導入から約2年後であったことからも、バッテリの寿命が近付いていると考えて問題なさそう。
上記現象が発生したら、バッテリの交換を検討すべきといえる。
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